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脚下を照顧する

2020年2月27日 15時12分
日常の様子

 少し前の記事にもありましたが、「2月は逃げる」と言われます。気付けば今日は2月27日。残すところ2月もあと2日です。早いなあ。普段は雑事に追われて、時間の流れや身の回りのことに目を向けられていないので、良い機会だと思い、伯方分校内をくまなく見て回りました。

 1・2年生は学年末考査中で、午後には校舎内に生徒はほとんどいません。廊下を見てみると、ごみも落ちておらず、きれいな状態が保たれています。考査中は、朝のショートホームルーム後に清掃をしており、限られた時間で丁寧に清掃してくれているのが分かります。

 中庭も整っています。植物の剪定やごみ拾いなど、日頃から中庭を丁寧に扱っている様子が想像できます。

 日頃の清掃活動に熱心に取り組んでくれている生徒、自主的に環境美化活動を行ってくれている生徒会役員、生徒と共に清掃を行ったり、花を飾ったりしている教職員など、様々な人が日頃から協力することで伯方分校の環境が整えられていることが分かり、背筋がぴんと伸びました。

 私の好きな言葉に「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」というものがあります。禅の言葉で、「自分自身を見つめ直しなさい」という意味です。元来の意味は「自分の足下に注意しなさい」でしたが、そこから転じて現在使われている意味になりました。

 普段は自分の身近なものにあまり注意を向けることができていませんが、折を見て、脚下を照顧することが大切な気付きにつながるのだと改めて感じた一日でした。