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結婚差別の解消に向けて

2021年11月18日 19時54分

今日の3年生のホームルーム活動は、今年度2度目の人権・同和教育ホームルーム活動を行いました。

現在までの、全ての人々の人権を保障しようという取組の進展によって、理不尽な差別で苦しむ人々は確実に減ってきています。しかし、いまだに根強い差別や偏見が残っているのも事実です。

今日は、1学期の「就職・進学に係る差別の解消を目指す取組」に続き、「結婚差別の解消に向けての取組」ついて学び、「どのように差別を乗り越えていくことができるか」について考えました。

自分がもし当事者になったら、友だちや兄弟に相談されたら、と具体的に考えながら話合いを進めました。最後に、今日話し合ったことや、生徒から出た意見を紹介します。

◯「日本の結婚は、いまだに家と家の結婚になっている場合もあり、国際的に見てもちょっとおかしい。」

◯「結婚するかしないかは、個人の選択。何が幸せかは、個人の考え方で違ってくる。」

◯「差別を受ける以外にも、乗り越えることは多い。まずは、相手を信頼することが大切。」

◯「結婚は、二人の合意のみで可能であると憲法に記されているので、理不尽な理由で親に反対されたら、振り切ってでも結婚すると思う。」

◯「二人の意思が尊重されると言っても、みんなが幸せになるためには、周囲の説得が大切。応援してくれる仲間を普段からつくることや、どうしても無理な場合には、誰かに相談することも必要だ。」

◯「振り切ってでも結婚することもできるが、それではいつまで経っても部落差別がなくならない。自分たちが学んだ正しい知識を伝え、自分たちが差別をなくしていかなければならないと思う。」