人権・同和教育ホームルーム活動(2・3年生)
2020年6月25日 19時39分2年生は、1年をかけて人権獲得の歴史を学びます。
1学期は、「部落差別の起こりを学ぼう」という主題でした。
部落差別は、中世のころに人々の中に形成されていった差別心を利用して、
近世になって制度的に確立・固定化され、強化されていたものです。
活動の中では、「自分と違う者」や「未知なるもの」への恐れが、
偏見や差別につながってくることなどを学びました。
3年生は、現実の差別の中にある差別をどのようになくせるかを考えます。
1学期は、「就職差別解消の取組」です。
今年の就職試験の開始は1か月延びましたが、
就職や進学への意識が高まる中、真剣に取り組むことができました。
愛媛県では、学校・企業・公共職業安定所が協力して、
就職差別をなくす取組を行い、一定の成果を上げています。
なぜ、この取組が始まったのか、どのように取り組んでいるのかを学び、
自分がその場に立ったときにどう協力できるのかを考えました。
特に、私たちが就職試験ので
差別につながるおそれのある質問を受けたとき
しっかりと自分の言葉で「その質問にはお答えできません」と
表明することが、
自分をはじめとして、すべての人々が暮らしやすい社会をつくっていく
ことを確認しました。