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朝の読書とおすすめ図書

2020年6月9日 17時21分
日常の様子

 昨日のエントリーにもあったように、今週から朝の読書が実施されるようになりました。朝のショートホームルームの時間を活用し、10分間、全校生徒と教職員が読書を楽しむという何とも贅沢な時間です。本好きの私としては、至福の時間となっております。

 

 ちなみに、私が読んでいる本は、田丸雅智さんの『ショートショートBAR』(光文社)です。現在、ショートショート作家の第一人者として高い人気を誇る田丸さんですが、愛媛県出身の作家さんということでも知られています。松山東高等学校を卒業し、東京大学に進学され、大学院を修了した後に一般企業に就職し、二足のわらじを履くようなかたちで文筆活動を行っておられます。創作活動だけでなく、学校や更正施設にて「ショートショートの書き方講座」の講演会を行うなど、活躍は幅広く、ショートショート作家の白眉と言えるでしょう。

 

 本書はタイトルが示す通り、ショートショート集となっており、一編数分で読めるので、時間のない方にもおすすめです。私も、読みたいところまで読み進めて、一旦読むのを止め、また好きな時に本を開くというスタイルで楽しんでいます。短い話の中に様々なドラマが散りばめられており、笑いあり涙ありの話に加えて、見事な伏線に唸らされる話もあり、飽きがこない作品です。興味をもたれた方はぜひ読んでみてください。

 文字で書かれたものを読むことは人間性を豊かにし、その人の魅力を増してくれると思います。私の書く記事はだらだらした散文ですが、伯方分校ニュースは、年齢も担当教科も趣味も異なる様々な教員が交替で書いているので、文体や書く内容の違いも含めて楽しんでいただければ教職員一同幸甚です。