ここからは余談です。本日1月11日は1が3つ並んで縁起が良さそうな字面ですが、「塩の日」と呼ばれるそうです。1569年1月11日、武田信玄と交戦中の上杉謙信が、武田方の領民が今川氏によって塩を絶たれていると聞き、越後の塩を送ったことに由来するようです。また、この逸話から、「敵に塩を送る」という言葉ができたみたいですね。
せっかくなので、塩に関する蘊蓄を少し書かせてください。塩は英語で salt と言いますが、このsaltが意外な言葉の語源になっていることをご存じでしょうか。有名なのが salary = 給料 ですね。かつて古代ローマでは高級品の塩を買うために給料が払われていたことから、saltからsalaryという単語ができました。
また、サラダ(英語ではsalad)の語源もsaltです。saladはもともとは「野菜を塩で味付けしたもの」という意味でした。現在はサラダで塩を連想することはあまりないかもしれませんが、お菓子のサラダ味にその名残があると思います。「う○い棒」のやさいサラダ味や「じゃが○こ」のサラダ味などはかなり塩っぽいですよね。これはサラダの語源である「塩で味付け」を強調したものではないでしょうか。調べたわけではないので推測ですが^^;
瀬戸内海では、村上海賊の時代から塩田が盛んで、伯方島も塩には縁があります。せっかくの「塩の日」なので、塩について見聞を広めてみるのもいいものですね。